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アルザス食探訪記 〜etoile d’alsace その1〜

Maison Lohroのカマンベール

新連載 アルザス食探訪記

今後、不定期で更新を予定している新シリーズ「アルザス食探訪記」。今回はその第一弾となるストラスブールのfromagerie(チーズ屋)をご紹介。

タイトルにもある通り、今回はetoiles d’alsaceというアルザスを代表するレストランや食にまつわる職人の団体からフランスを代表する食「チーズ」をご紹介します。

etoiles d’alsaceとは?


1992年、フランスのAlbertvilleで開催された冬季オリンピックのレストラン運営を機に、アルザス北部にあるミシュランガイドの星付きレストランの団体「UNIS 7」と同南部の団体「FORCE 8」が合併して誕生したアルザス地方のグルメ団体。レストランだけでなく、ワイナリーやパティスリー、チーズや肉屋さんなど、様々な食のスペシャリストが加盟しており、地元アルザスの食が味わえる特別コースなども加盟レストランで味わえるシステムを提供するなど、様々な試みを行っています。

ちなみに、セカイフーズで販売しているチョコレートのDANIEL REBERTはrelais desserts以外にetoiles d’alsaceにも加盟しており、REBERT夫妻の奥さんは同団体の書記も兼任。

という訳で、いざストラスブールへ

ストラスブール大聖堂から歩いてすぐ

DSC00272チーズ専門店「Maison LOHRO」へはストラスブールを代表する観光スポットの大聖堂前広場から北へ歩くこと150m。旧市街らしい古めかしい建物の間を縫う細い路地を進むと右手に現れます。お店の手前からチーズの匂いがするので、目が見えない人でも通り過ぎることはないはず。

MOFを獲得したチーズ職人

Lohro 外観ここの主人Cyrille Lohroさんはチーズ職人としてMeilleur Ouvrier de France(MOF:国家最優秀職人賞)を獲得した、フランスきってのチーズ職人。探訪記の第一弾に相応しいお店です。

チーズ独特の動物タンパクが発酵した匂いが充満する店内に入ると、そこには見たこともない程の品揃えが。定番のカマンベールやブリーなどのチーズに加え、フランス国内外から集めたこだわりのチーズがずらり。自分はそんなに沢山の種類のチーズが有ることすら知りませんでした。

お店の人も気さくで親切にチーズのことを色々と教えてもらえました。さすがに観光地の真ん中にあるだけあって、英語も通じるので、自分の好みを伝えれば色々と提案してくれるし、試食もさせてもらえるので、臆することなく入ってみてください。ポイントはあの匂いの中にある動物タンパクの旨味。これを感じ取ることができればチーズの美味しさを楽しむ第一歩を踏み出したと言えます。

Maison Lohroのカマンベールと言いつつ、今回自分はそれほどクセの強くないカマンベールをチョイス。ノルマンディー地方で作られたチーズをここLohroの蔵で熟成させたAOP商品。今では日本のスーパーでも見られるようになった、フランスでも定番のチーズブランド「President」のカマンベールと比較すると、味も匂いも3倍に凝縮したイメージ。先日お邪魔したワイナリーやダニエル・レベールのチョコレート然り、やっぱり良いものを作るには時間と手間が掛かるのは万物共通。生産性を追求すればどうしても質に妥協が出てしまう。

ちなみにチーズ大好きな嫁は強烈な匂いで知られるmunster(マンステール)を2個も購入。今でもmunsterは苦手な自分には信じられないけれど、彼女からしてみれば納豆の方がよっぽど無理らしい。う〜ん、幼少期の教育が及ぼす影響はやはり強烈なようです。

Maison Lohro

3 rue des Orfèvres 67000 STRASBOURG

立ち寄り難易度 ★☆☆☆☆
ストラスブールのど真ん中にあり、公共交通(トラム)でのアクセスも良好。

マニア度    ★★★★★
このレベルのチーズを楽しめる日本人は相当な通でしょう。

オススメ度   ★★★★☆
ダメな人はダメだけど、本場のチーズに挑戦してみたい人やチーズが好きな人は絶対に寄りたい店。